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カラフルな卒業キャップ

ご挨拶

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このたび「皮膚膠原病研究会」を新たに発足させるにあたり、会長を拝命いたしました。関係各位のこれまでのご尽力に深く敬意を表するとともに、本研究会の船出に際し、温かいご支援・ご指導を賜りますようお願い申し上げます。

皮膚科領域の膠原病診療・研究は、病態理解の急速な進歩と分子標的治療の進展を背景に、今まさに大きな転換点にあります。診療科横断的な議論の場としては、近年、日本臨床免疫学会が日本医学会分科会への加盟も含め、著しい発展を遂げています。

一方で、膠原病を「臓器特異性」という解像度で深めることは、総合的理解と実地臨床の両方に不可欠です。なかでも皮膚は人体最大の免疫臓器であり、免疫研究が最も加速度的に進む“最前線”の一つです。皮膚科学にしっかりと軸足を置いた膠原病の臨床・研究を磨き上げることは、皮膚科の発展にとどまらず、膠原病領域全体の進歩にも確実に貢献すると確信しています。

本研究会の原点は、かつて「皮膚脈管膠原病研究会」に集った先生方が育んできた、時間を気にせず徹底的に議論する文化にあります。進行が予定より遅れることがあっても、症例の“引っかかり”を曖昧なまま終わらせない。診断の迷い、治療の分岐点、合併症対応、検査の読み方、薬剤選択の勘所-そうした実臨床の核心を、経験とエビデンスを往復しながら詰めていく。特に若手皮膚科医にとっては、教科書だけでは得られない「膠原病を診る力」を鍛えられる貴重な学びの場であり、多くの先生方から高い評価をいただいてきました。

しかし学会の形態が変わる中で、どうしても時間的制約が強まり、議論の熱量や密度が十分に保てない局面も生じてきました。いま私たちが目指すのは、懐古ではありません。“あの熱い議論”を現代の臨床課題と研究潮流に接続し、次の世代へ手渡すことです。症例ベースの深掘りに加えて、病態解明、バイオマーカー、治療標的、臓器連関、トランスレーショナル研究までを一つの線で結び、皮膚科発の膠原病研究・医療の価値を、国内外へ発信できる場へと育てていきます。

皮膚膠原病研究会は、

  • 徹底討論(納得できるまで掘り下げる)

  • 実臨床のTips共有(明日から使える判断の言語化)

  • 若手育成(症例相談のハードルを下げ、挑戦を後押しする)

  • 研究の推進(皮膚を窓口に病態を読み解き、治療へ橋渡しする)

を柱として運営してまいります。

本研究会は、参加される皆さま一人ひとりの問い、経験、そして情熱によって形作られます。どうか遠慮なく症例をご提示ください。悩みを言語化し、議論の俎上に載せること自体が、臨床を前に進めます。立場やキャリアを越えて、互いに学び合い、高め合える場を皆さまとともに築いていきたいと思います。

~皮膚科学の強みを武器に、膠原病診療・研究の未来へ~

本研究会が、若い力を伸ばし、次の発見と、皮膚科発の膠原病診療の深化に寄与する“跳躍台”となるよう、力を尽くしてまいります。今後とも、変わらぬご支援・ご参加を心よりお願い申し上げます。

2027 年 6 月吉日               

皮膚膠原病研究会

 会長 浅野 善英

 

© 2026皮膚膠原病研究会

 

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